狂ったいのししが通ります

毎日ワクワクしたい。感じたことを拙い文章で書いていきます。

【教育】特別支援学級の現状

こんにちわ。Crazy Boarです。

 

今回は、前回の記事にも少し書いた、

僕が感じる特別支援学級の現状を紹介します。

「大枠としてとらえた特別支援学級の現状」

「担任として感じた特別支援学級の現状」にわけて

お話しします。

 

 

 

 

大枠としてとらえた特別支援学級の現状

 ここでは特別支援学級の一般的な現状を紹介していきたいと思います。

 

特別な支援を要する子どもの増加

 特別な支援を要する子どもの数は、年々増えています。

特別支援学級設置校は全国で 22,496 校(全小中学校数の 67.9%)、

在籍児 童生徒数は小・中学校計135,166人であるといわれています(2010年) 

 

 

担任不足(免許不所持の臨時的担任)

近年言われているのが、「教員不足」

 

働く現場の状況を考えてみれば、当然なのかもしれません。

特別支援学級の増加に伴い、当然担任をつけないといけません。

 

そこで、教科で採用された方や、講師が担任につかないといけません。

僕も含めて、特別支援教育の免許を持っていない方もいます

 

 

担任として感じた、特別支援学級の現状

 ここでは、僕が実際に現場で感じたことを書いていきます。

 

学校内では「ないがしろ学級」

 僕が勤務する学校は「教室棟」と「特別教室棟」があります。

支援学級は、ほとんど生徒の来ない「特別教室棟4階」にあります。

 

「生徒も来ないし、子どもたちが落ち着いて生活するには

いいロケーションかもしれないな」と感じていました。

が、そこには大きな問題点がありました

 

渡り廊下、渡れない

 教室棟の交流学級に行くには、棟をつなぐ渡り廊下を渡る必要があります。

しかし、その渡り廊下の教室棟側のカギを、朝のうちにあけてくれていないのです。

当然僕も含め生徒も、1階まで下りていく必要があり、子どもたちが弱音を上げることが多いです。

 

急な予定変更が伝わらない

学校現場で働いている以上、急な予定変更は必ずあります。

 

職員の休みで時間割変更などがあった場合を例にすると、

その時間割変更は、学年に所属していない限りは最速で情報が入りません。

また、支援級への連絡を忘れることがほとんどです。

 

5校時、

「5時間目の体育が、3時間目の授業と入れ替わったみたいです」

と、体操服を着て悲しい顔で帰ってきたことが何度かありました。

 

急な予定変更に弱いのは教員なのかもしれません。

 

その書類、必要ですか?

日中は教室で子どもたちの授業をするため、職員室へはあまり戻れません。

 

しかし、残り期限わずかの書類仕事が日中に置かれており、

「進んだ?」と聞かれることがあります。

 

中身を見てみると、

「この書類を記入したところで何か意味はあるのか?」

と思うような書類がいくつもあります。

 

さらに厄介なのが、「書き方がある」という点です。

何度も訂正の要請が管理職や委員会からあるので、

「データを渡すので書き換えてもらっていいですか?もしくは、クラスをお願いしていいですか?」と言い返したことさえあります。

 

周りの職員の意識の低さ 

 以前こんなことがありました。

 

管理職「〇年(所属学年)の先生が足りてない。朝自習の監督に行って」

 C.Boar「自分のクラスがあるんですが」

管理職「先生が伝えたら朝自習ぐらいするでしょ」

 

と言われたことがあり、めちゃくちゃ怒りました。

もちろん断りましたが、のちに校長室に呼ばれることになります。

 

たくさんの項目で紹介しましたが、

このように、特別支援教育という点に関して、

理解や意識が著しく低い方もいるというのが現状です。

 

この課題をクリアしていくには

 少し長くなりましたが、上記の改善点をクリアしていくためには、

継続的な声掛けが必要です。

 

「何かあった時、支援級の存在を忘れないでほしい。現状は、

物理的にも心の距離も離れ孤島になっているので」

 と職員会議で訴えたことがあります。

 

しかし、現状は払しょくできていません。

 

特別支援教育のこのような現状を、少しでも良くしていきたい。

特別支援教育は教育の原点」と言われています。

 

 

 

子どもたちにも職員にも、

「思いやりを持った継続的な声掛け」が必要なのかもしれません。